かほくの教育の基本方針・重点

基本方針Ⅰ
自他の「いのち」を尊重し、豊かな心と健やかな体を育む教育を推進する

(1)「いのちの教育」の推進

1 望ましい人間関係を築く指導の充実

  • 自他の「生命」や「生き方」を尊重する態度を教育活動全体で養う。
  • 特別の教科「道徳」において、多様な価値観を醸成するとともに、主体的に行動できるように「考える道徳」、「議論する道徳」を展開する。

2 安心・安全な学校づくりの推進

  • 河北町いじめ防止基本方針を推進するために「河北町いじめ問題対策連絡協議会」を継続する。
  • 年2回実施するQ-Uアンケートの他、各種調査結果の分析を的確に行い、組織的な指導によりいじめや不登校を未然に防ぐよう努める。
  • 小中学校にスクールカウンセラーと教育相談員を派遣し、子どもや保護者に寄り添う相談体制を整えるとともに、不登校の子どもやその家族を支援する適応指導教室「ゆうゆう」の設置を継続する。
  • 学校施設を長期的に使用することを目的として、学校施設長寿命化計画を業務委託で行う。


(2)豊かな心の育成

1 家庭教育・幼児教育の充実

  • 町内の認定こども園等と連携し、教職員の指導力向上をめざす研修と特別支援教育に係る支援を行う。
  • 子どもに関する情報の共有化や施設の相互訪問等、これまでの幼保小連携を更に充実する手だてを明確にする。

2 読書活動・文化芸術活動の推進

  • 学校図書館の整備と機能強化を行うため、学校図書館司書を引き続き派遣する。
  • 第2次子どもの読書活動推進計画に基づき、町中央図書館の取り組みを活用しながら、読書活動の充実を図る。
  • 「町小中学校音楽会」や「芸術鑑賞教室」、「県美展鑑賞」等を学校における芸術に関する教科指導に活かす。


(3)健やかな体の育成

1 健康教育・食育の充実

  • 子どもたちが基本的な生活習慣を身につけるように、PTA等と連携して取り組む。
  • 食物アレルギーについて、養護教諭と栄養教諭を中心に各学校の対応を一本化して、子どもの安全を守るため万全の体制を築く。

2 体力・運動能力の向上を図る学校体育等の充実

  • 国・県で実施している体力・運動能力調査の結果をふまえて指導に活かすとともに、教育活動の中に運動機会を意図的に増やす。
  • 運動部活動ガイドラインの周知を図り、外部活動等の実態を正しく把握するとともに部活動の内容を改善していく。

基本方針Ⅱ
一人ひとりの能力を伸ばし、社会を生きぬくための確かな学力を育成する

(1)確かな学力の育成

1 資質・能力の育成をめざした授業改善の推進

  • 児童生徒や学校、地域の実態に応じて、学校教育全体で育成したい資質・能力を明確にし、各教科で付けたい力や資質・能力を意識しながら、日々の授業改善を図る。
  • 児童生徒が課題を見つけ、主体的・協働的に課題を解決していく「探究型学習」を、各教科や総合的な学習の時間等において推進する。
  • 河北中学校で行われる「小中学校実践交流会」を中心に、すべての学校について授業研究の支援を行い、日々の授業改善を図る。

2 各種検査・調査の積極的な活用

  • 「教研式標準学力検査(NRT)」や「全国学力・学習状況調査」、「山形県学力等調査」の結果を分析して子どもの現状を的確に把握し、PDCAサイクルを繰り返しながら各学校において育成したい資質・能力を明確にして指導する。

 
(2)特別支援教育の充実

1 推進体制の充実

  • 特別支援教育コーディネーターと連携しながら、児童生徒の実態や保護者の願いをもとに個別の教育支援計画や個別の指導計画を作成し、きめ細やかな支援を行う。
  • 県の相談事業のほか、町独自でスクールカウンセラーや教育相談員による相談体制を整えて、児童生徒や学校、保護者の必要に応じて即時的に対応する。
  • 就学指導に関する年間スケジュールに合わせて、教育相談を充実させる。

2 きめ細やかな指導の実践

  • 担任の指導の補助をするために、児童生徒や学校の実態に応じて、学習・生活指導補助員を配置する。


(3)個々の能力を伸ばす環境整備

1 地域素材を活かした教育活動の充実

  • 各学校で取り組む「総合的な学習の時間」等において、地域の人材を活用したり、地域のよさを実感したりする学習活動を「地域交流学習活動事業」として支援する。

2 学びやすい教育環境の構築

  • 小中学校の児童生徒に健康被害が及ばないよう、熱中症対策として普通教室及び特別教室にエアコンを設置したことにより、学びやすい環境を構築する。


(4)教職員研修の充実

1 町教育研究所における研修の充実

  • 各部会の研修をより充実するために、講師について中央や県から積極的に招聘する。
  • 第2次河北町教育振興計画を実行するにあたり、コミュニティスクール設置を考えた教職員研修の場を設ける。

2 OJTの充実と働き方改革

  • 校長のリーダーシップのもと全職員で業務改善を図り、何を本務とするか話し合い、職員自ら働き方を意識する雰囲気を醸成する。

基本方針Ⅲ
変化する社会に対応して、自立する力を育成する

(1)英語教育・英語学習の充実

  • KGK【かほく・グローバル・キー】拠点(谷地西部小学校多目的ホール)を中心に、成人を対象としたKGK英会話講座等の英会話等推進事業をより一層推進する。
  • KGK事業に、学生等のボランティアスタッフを積極的に募り、講座等の円滑な運営を図るとともに、英語を活用した世代を超えた交流を図る。
  • イベントの開催や職員研修等、町内の各種団体の要望に応じてALTを派遣し、さまざまな場で英語に親しむ環境づくりに努める。

1 外国語教育の推進

  • 学校教育について専門的な研修を受けているALT(外国語指導助手)を2名配置し、小学校5・6年「外国語」と中学校「外国語」を中心に、教員と連携しながら外国語の指導を行うようにする。
  • AET(英語指導支援員)2名を、小学校における3・4年「外国語活動」の全時間に配置し、担任の指導をサポートするようにする。

2 幼児教育における英語学習の充実

  • 町内の認定こども園等と連携して幼児の実態に応じた英語の年間計画を作成し、ALTを派遣して、幼児が楽しみながら英語に慣れ親しめるレッスンを展開する。



(2)ICT機器を活用した教育の推進

1 機器活用による授業づくりの検証モデル

  • 電子黒板や実物投影機等も含めたICT機器の操作について、説明、補助にあたる支援を適宜行う。

2 児童生徒用タブレット型PC導入計画

  • 主体的・対話的で深い学びを実現するために、授業で利用するタブレットを1人1台使える体制を目指した財政計画を立てる。


(3)環境教育・キャリア教育の充実 

1 全体計画の確認と更新

  • 各学校の環境教育及びキャリア教育の全体計画について、新学習指導要領や第2次河北町教育振興計画等との整合性を図りながら更新する。

2 地域に根ざした活動の推進

  • 地域の活動団体や事業所等に協力を仰ぎながら、子どもにふるさとを見つめる機会として学習の場を提供する。

基本方針Ⅳ
家庭・地域・学校の協働による社会全体の教育力向上を図る

(1)家庭・地域と連携する学校教育の推進

1 信頼される学校づくりの推進

  • 学校評価の結果や学校評議員会での話題を受けて、学校運営の見直しを図りながら、保護者や地域に信頼される学校をめざす。

2 地域人材を活用した教育活動の展開

  • 学校支援地域本部や放課後子ども教室等の学校を支援する組織を活用して、子どものニーズや子どもに付けたい力に応じた学習活動を展開する。
  • コミュニティスクールの設置を目指した教職員対象の研修を行う。


(2)子育て支援・家庭教育の充実

1 相談体制や支援体制の確立

  • 養育の面で課題を抱える家庭を支援するために、町健康福祉課や県児童相談所等と連携する。
  • 継続的な相談を可能にするため、小学校に臨床心理士等をスクールカウンセラーとして派遣する。


(3)地域の教育力を高める活動の推進

1 地域の交流促進

  • 地域の活性化と住民相互の絆を強化する自治公民館活動を支援する。
  • 地域の自然や歴史、伝統文化などの資源を活用した体験学習の機会を子どもたちに提供する。

2 青少年によるボランティア活動の促進とリーダーの育成

  • 次世代を担う青少年リーダーの育成やスキルアップを図る青少年講座や研修会を開催する。

3 青少年の健全育成

  • 健全育成を推進するため、河北町青少年育成町民会議との連携を強化する。

基本方針Ⅴ
地域に根ざした生涯学習社会を築く

(1)郷土愛を高める学習の推進

1 郷土の歴史、伝統芸能、文化財の活用と保護

  • 地域に伝わる貴重な行事や伝統芸能の継承活動を支援する。
  • 町に残る貴重な資料や文化財の専門的な調査や保存を行う。

2 体験活動を柱とした郷土文化の学習の展開

  • 紅花資料館や交流館遊蔵で郷土の文化を学ぶ環境を整備する。


(2)学び続けるための学習機会の充実 

1 生涯学習を通した生きがいづくりの推進

  • 婦人文化教室やかほく町民大学ひなカレッジなどの多様な講座と学習機会について支援を継続し、情報発信する。
  • 各地区公民館での生涯学習事業を継続し、活動団体を支援する。
  • 中央図書館の蔵書を町の子育て関連施設へ配置する。
  • 乳幼児期、児童期から本に親しむ環境づくりとして、ブックスタート事業やおはなし会等の読書啓発事業を継続する。

2 生涯学習施設の維持管理と機能強化

  • 施設の適切な維持管理と利用者のニーズに応じた運営を行う。
  • 自治公民館の整備や改修を支援する。
  • サハトべに花のプラネタリウムの学習プログラムを更新する。
  • 中央図書館の蔵書や視聴覚教材等を充実する。


(3)生きがいを感じ、感動できる芸術文化活動の充実

 1 芸術文化活動の充実

  • 文化芸術活動を企画運営する各種団体やサークルの活動を支援する。

2 芸術文化の鑑賞機会の提供

  • サハトべに花を活用したコンサートなど、優れた芸術文化に触れる機会を設定する。

基本方針Ⅵ
活力ある生涯スポーツを推進する

(1)生涯スポーツの推進と競技スポーツの充実

1 生涯スポーツの推進

  • 世代間・地域間のコミュニケーションを生む区対抗総合スポーツ交流大会を実施する。
  • 「総合型地域スポーツクラブ」への参加について、PRを強化する。

2 競技スポーツの充実

  • 各種全国大会以上のスポーツ大会出場選手への激励金の支給や応援垂れ幕の掲示等の支援を継続する。


(2)スポーツを通した健康づくりの推進

1 町民プールを活用した運動プログラムの提供

  • 屋内プールを活用した運動プログラムの提供について、町民に周知する。
  • トレーニング室での運動プログラムを紹介する。