学校教育の基本方針・重点

1 学校教育の基本方針

 (1)かかわりの中で学ぶ力を高める指導の充実
 (2)開かれた学校づくりの推進
 (3)一人一人を大切にした教育の実践
 (4)幼・保・小・中の連携を大切にした教育の推進

2 指導の重点

(1)かかわりの中で学ぶ力を育てる指導の充実

 1 望ましい人間関係を育てる指導の充実
   ・ かかわりあう力の基礎となる言語教育の充実を図りコミュニケーション能力の育成に努める。
   ・ Q-U(楽しい学校生活を送るためのアンケート)による人間関係、いじめに関する実態等の把握と、
    望ましい人間関係を育てる学級経営に努める。 
   ・ 多様な体験学習等かかわりを育てる教育活動を実践し、社会性を育成する。
   ・ 生徒指導等に係る校内指導体制を整備し、機能を生かした対応に努める。
 2 確かな学力を育てる授業の充実
   ・ 個に応じた指導の充実につとめ、基礎的・基本的な知識・技能の習得を図る。
   ・ ねらいを明確にし、指導と評価の一体化をめざした授業を構築する。
   ・ 自ら学ぶ意欲や、思考力・判断力・表現力を高め、「生きる力」を育てる観点から一人一人に応じた
    指導の充実を図る。
   ・ 言語活動の充実に努め、グループやペアなど他とのかかわりを通して、表現力を高め合う、考えを
    深め合う場の効果的な設定を図る。
   ・ 教科学習とも関連させた読書活動を推進し、読書の習慣を身に付けさせるとともに、思考力や
    想像力、言語能力などの向上を図る。
   ・ 主体的に学習に取り組む態度を育て、家庭との連携を図りながら学習習慣の確立に努める。
 3 新学習指導要領の完全実施(小学校)、円滑な移行(中学校)
   ・ 指導内容に関わる校内研修の充実を図るとともに、各教科のねらいや系統性を考慮した年間指導
    計画の作成・改善を進める。
   ・ 地域素材を盛り込み児童の主体的な学習を支える社会科副読本を作成する。
   ・ 道徳教育は学校の教育活動全体を通じて行うことを常に意識し、先人の伝記、自然、伝統と文化、
    スポーツなどを題材とした魅力的な教材の開発と活用に努める。
   ・ 小学校高学年における外国語活動に全校で取り組み、英語を通したコミュニケーション能力の
    育成を図るための指導法等の研修を深める。
 4 校内研修の充実
       ・ 各校の課題に基づいた校内研修の充実に努める。
       ・ 教職員個々の資質向上と実践的指導力の向上をめざし、主体的な研修に努める。

(2)開かれた学校づくりの推進


 1 特色ある学校づくりの推進
   ・ 各校の特色を生かし、「生きる力」を育む教育課程を編成・実施する。
   ・ 校長のリーダーシップのもと、全職員が一致協力し、個々の力を発揮し学校目標の具現化に
    努める。
 2 開かれた学校づくりの推進
   ・ 学校と地域・家庭におけるコミュニケーションの重視と情報の共有化を図るとともに、地域の
    文化や人材の活用を盛り込んだ教育活動を推進する。
   ・ 地域教材の活用、地域との連携等をねらい、地域に働きかける内容も含め、積極的に校外
    での活動を進める。
   ・ 地域の伝統行事やふれあい活動、スポーツ活動等への子どもたちの参画を促し、地域の一員
    としての自覚を高める。
   ・ 学校評議員との連携をさらに進めるとともに、学校評価の内容及び生かし方の検討を図り、
    信頼される学校づくりに努める。

(3)一人一人を大切にした教育の実践

 1 子どもが主役となる学校づくりの推進
   ・ 一人一人が大切にされ、生き生きと学ぶことのできる学校経営に努める。
   ・ 各校の教育計画の中に「いのち」の教育を明確に位置づけ、その実践を行う。
 2 安全・安心な学校づくりの推進
   ・ 様々な危険性に気づき的確な判断で危険を回避できる子ども及びそれを支える教職員の実践的な
    能力の伸長を図る。
   ・ 地域や関係機関との連携のもとに事故の未然防止に努めるとともに、緊急時の適切な判断・処置を
    常時心がける。
 3 特別支援教育の充実
   ・ 校内の就学指導委員会の充実を図り、支援体制を整え適切な支援に努める。
   ・ 個別の支援計画を作成するなど、一人一人の能力の育成を図る教育課程の編成、実施に努める。
   ・ 町就学指導委員会の充実を図り、適切な就学指導に努める。
   ・ 特別支援教育コーディネーター及び通常学級担任向けの研修を充実させるとともに、関係機関との
    連携を図り適切な支援に努める。
 4 たくましい心と体をはぐくむ指導の充実
   ・ 町及び校内における教育相談体制の充実を図り、いじめ・不登校、問題行動などの未然防止及び
    問題の早期解決に努める。
   ・ 体位、体力双方の向上をめざし、運動量や運動の特性等に配慮し教科体育の充実を図る。
    (体力・運動能力調査の活用)
   ・ 生涯を通じて運動に親しむための基礎作りを目指し社会体育との連携を図る。
 5 子どもと教師が向き合う教育の推進
   ・ 子ども理解と情報の共有を心がけ、一人一人の子どもとしっかり向き合える体制づくりを進める。
    (各校でのゆとり創造運動の推進も含めて)
   ・ 教職員の心身の健康を維持できるよう、協働体制や補完し合う組織作りに努める。

(4)幼・小、小・中の連携と系統性のある教育の実践

 1 スムーズな移行のための幼・保・小、小・中の連携の強化
   ・ 小1スタートカリキュラムの作成と実践に努める。(生活科を中心として)
   ・ 幼児と児童、生徒、指導者、保護者の交流を推進する。
   ・ 指導法や生徒指導に関わる交流などを積極的に進める。
 2 特別支援教育における支援の充実
   ・ 幼、保から小学校へ、小学校から中学校へと個別の教育支援計画を手がかりとして、保護者と
    連携して継続した支援ができるようにする。
 

3 主な施策

(1)「いのちの教育」の推進
 1  「いのちの教育」の教育課程への明確な位置づけ
 2 「自尊感情の育成」「いのちのつながりと多様性への気づき」「いのちの尊さと人間としての生き方の
   指導」の3つの柱を基本とした取り組みの充実


(2) 教育研究所における調査、研修・研究活動の充実
 1 学力の実態把握と対応(全国標準学力検査、全国学力・学習状況調査の活用)
 2 子ども理解、授業改善、外国語活動、新学習指導要領に関する内容も含めた教職員研修の充実
 3 授業公開による研修の場の拡大(学力向上実践交流会、各校の授業研究会)
 4 研究委嘱(23~25年度)  谷地西部小学校 


(3)教育相談活動の充実
 1 スクールカウンセラーの継続配置、効果的な活用の推進
 2 教育相談体制のネットワーク化の推進(教育相談員、子育て支援センター、児童相談所等と)
 3 保護者、学校との連携を密にした適応指導教室の運営


(4) 「特色ある学校づくり」事業の継続
 1 より計画的・継続的な実践への支援
 2 学校の実態・教育課題、校長の学校経営の計画を反映した内容となるような特色ある
   学校づくりの推進


(5)開かれた学校づくりの推進
 1 全校における学校評議員制度活用の充実
 2 学校評価の内容及び結果分析への指導
 3 地域人材・素材の活用、地域と連携した活動の充実・促進
 4 各種の便り、ホームページを活用した情報の発信(支援員の活用)


(6)豊かな心を育てる多様な体験と規範意識の醸成
 1 体験を重視した教育課程の実践を指導
 2 読書活動推進のための図書館司書の継続配置と研修の推進(中央図書館との連携を図る)
 3 規範意識を醸成する道徳教育の推進(道徳教育推進教師を中心とした推進体制を機能させていく)


(7)特別支援教育の充実
 1 特別支援教育コーディネーターの養成(コーディネーター連絡会の開催等)
 2 巡回相談を支える体制の整備
 3 個別に支援が必要な児童・生徒への支援充実のための学習・生活指導補助員の配置
 4 学校、幼稚園・保育所における個別の教育支援計画の作成促進


(8)安全安心な学校づくり
 1 地域、関係機関と連携した安全安心ネットワーク体制の整備
 2 耐震の補強に向けた事業の実施
 3 日常的な安全教育及び体験的な安全確認活動への指導(地域学校安全指導員との連携)
 4 地域・保護者と連携した安全マップ作成と危険箇所の周知(こども110番を含む)


(9)幼・保、小、中、高の連携
 1 保育参観や学習参観による指導内容や子ども理解等の研修の場を積極的に設定
 2 子ども同士の交流の推進(レクリエーションや行事参加、奉仕活動等)
 3 円滑な中学校生活をねらった交流会の実施(中学1年と小学6年)
 4 谷地高と河北中、谷地高と小学校・幼稚園との交流活動の推進


(10)食育の推進
 1 町の食育推進計画の推進に関わる指導体制の整備   
 2 学校栄養士等との交流や専門職による指導の充実
 3 早寝早起き朝ごはん運動の継続推進 


(11)幼児教育施設のあり方の検討        
 1  教育施設と福祉施設の性格を併せ持つ施設の検討を含めた幼児教育の充実・促進


(12)国際理解教育の推進                                                
 1 ALTを活用した国際理解教育の充実及び拡大


(13)キャリア教育の推進
 1 中学校におけるキャリア体験学習の継続実施
 2 小学校におけるキャリア教育の位置づけと実践の促進


(14)環境教育の推進
 1 身近な自然とのふれあいや調査活動の推進
 2 資源の有効活用への理解と省エネルギー・リサイクルなどの実践活動の推進