親王家の子弟が初めて御所に参内したときに、お上から頂戴する人形であったと伝えられている。
紅地に刺繍文様の振袖を着け、稚児輪に結い上げた公家の子息の姿である。御所人形に通う高貴さがうかがえる。高さは16cm
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従来の立雛から造形的な発達をみせ江戸初期の座雛が生まれる。これを寛永(1624〜28)雛と称している。この寛永雛の流れをくんで新しい様式の雛が誕生した。特に女雛の両腕の位置が写実的になり、典雅な京雛の面影を表現するようになる。これを元禄雛と称している。本品はその時代のもので、男雛の高さは、18cmである。 |
江戸初期の寛永雛に端を発し高級化したものが享保雛である。特徴は人形が大型化し、高さ約45cmから90cm(本町にあるもの)位まで幅広くある。目は切長、少し口を開き立体感があり、面や手は見事な胡粉仕上げで艶やかな美しさをもっている。男雛は両袖を張り、女雛は五つ衣、唐衣、裳を着け、袴には綿を入れ丸くふくらませている。双方とも冠りや宝冠をつけるようになる。本品は紺地金襴の共裂、高さ65cmである。 |