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資料提供:田宮印刷(株) 写真撮影:阿部写真館  *無断複製転用禁止

今月の雛タイトル画像

元禄雛の写真 幅400ピクセルの大きい画像へのリンク有り 有職(小直衣(このうし))雛
(国井家蔵)
  有職雛とは、公家の礼式にかなうように装束(しょうぞく)を着せた雛です。別織のきれを使ったもので、男雛は、三丁織の狩衣(かりぎぬ)に藤の丸紋で綾の指貫(さしぬき)、女雛は、唐織の袿(うちき)に紅平絹のにじり袴をつけています。この手の雛は、一般に売り出された品でなく、公卿(くぎょう)あたりで愛用されたものです。明治初期の作と推察されます。
男雛31cm

*雛の写真をクリックすると拡大写真が別ウィンド表示されます。

雛の紹介

元禄雛(河北町紅花資料館蔵)

 元禄雛は元禄(1688〜1703)時代に作られたもので、寛永雛と同様に男雛の頭(かしら)は冠と一体の木彫です。女雛の天冠(てんかん)はこの時代には無く、享保時代の頃より天冠を置くようになりました。本品の着地は金襴(きんらん)、容姿も整っていて、標準的な元禄雛と言えます。
男雛24cm。
立雛の写真 幅400ピクセルの大きい画像へのリンク有り

次郎左衛門立雛(河北町紅花資料館蔵)

 京都の人形師雛屋次郎左衛門の立雛です。丸顔に引目(ひきめ)、鉤鼻(かぎばな)、おちょぼ口が特徴です。衣裳は金襴地(きんらんぢ)を和紙に張り、男雛の両袖は左右に張り、女雛は袖と身ごろが一緒になっています。帯を巻いている状態がつつましやかに見せています。後世、江戸に招聘され座(すわり)雛(びな)を考案し、武家社会のお雛として風靡する事になります。江戸中期 男雛32cm、女雛21cm
次郎左衛門立雛の写真 幅400ピクセルの大きい画像へのリンク有り

明治雛(林重見蔵)

 現代雛の祖型は、古今雛に端を発し今日に至っています。幕藩時代から明治時代へと移り、文明開化が唱えられるなかで、節句飾りの復活をみたのが明治20年代頃からで、伝統的な風習が立ち直り始めました。内外国博覧会が開かれるや、伝統工芸品が花開き、お雛や雛道具も出品されました。本品も京都丸屋大木平蔵作の箱書があり、出陳した作品の一つです。男雛40cm。
明治雛の写真 幅400ピクセルの大きい画像へのリンク有り