太平の元禄が過ぎ、享保年間になると文芸や文化、経済面でも一段と花開き、雛も大型化が流行する。この手の雛を「享保雛」と呼ぶ。金襴地を用い豪華な雛で、40cm~70cm位までの大型の雛である。本品もその一つで、高さ65cmと大きい。