No.13 町報の記事について

更新日:2025年01月20日

ご意見の要旨 令和6年11月6日

   11月1日号の町報の内容「山形市長賞に輝く」についてご意見申し上げます。
   ご存じかと思いますが、山形県の書展には2つの公募展があります。一つは「山形総合書道展」、もう一つは「山形県民ふれあい書道展」です。ふれあい書道展は、約30年ほど前に総合書道展から別れた書道展です。
   規模は総合書道展ほど大きくありません。ただ、なぜ二つの公募展があるのかは知っているのでしょうか。総合書道展は30年前も今も、審査員は会員の中から数名を選び選考しています。
   10年ほど前に「日展」でも問題になりましたが、会員の中の役員から選考委員を選び選考しているため、会員同士の中の選考には限界があり、どうしても見えない力関係により偏りが生じます。それに異を唱え30年前に志を同じにした先生方が立ち上げたのが、ふれあい書道展です。ふれあい書道展は内部審査ではなく、中央書壇から先生を招き審査を行います。ちなみに今年は、日本書道連盟評議員、太原師範大学客員教授、全日本書道連盟評議員の方、日展会員、読売書法会常任理事、現代書道二十人展作家の方の二名に審査していただきました。その結果、本町からは〇〇さんが天童市長賞に輝きました。また昨年は同氏がふれあい書道展準大賞に輝いております。知っていたでしょうか。
   町報でお知らせするのであれば、もっと視野を広げ公平に知らせるべきではないでしょうか。絵画や書などの芸術は人の目で判断するのですから。最終的には審査員の好き嫌いも入ってきますし、流派の力関係も生じてきます。
   このように、ふれあい書道展は毎回日展会員などの先生を選考委員としてなるべく偏りのない審査をしております。総合書道展を揶揄するつもりはありませんが、同展の受賞者を記事にするのであれば、ふれあい書道展も同列に扱っていただきたいものです。
   総合書道展を揶揄するつもりはありませんが、絵画や書などの芸術は、人が審査するのですから、最終的には好き嫌いや流派の力関係が生じてしまいます。
   そのような事から日展も、いろんな問題から脱し、新生日展として生まれ変わっています。
   広報というものは、いろんな情報を偏りなく発信すべきと思いますが、いかがお考えでしょうか。記事になった方もすばらしいでしょうが、片方に隠れた書人が居ることもお忘れ無く。

(町内 男性)

回答の要旨 令和6年11月12日

   ご指摘いただきました「山形県民ふれあい書道展」と「山形総合書道展」については、それぞれが特別な価値をもった公募展であるとご教授いただき、こちらの情報不足により掲載にいたらず大変失礼いたしました。
   なお、お知らせいただきました〇〇さんに関しては、連絡を取りましたところ広報への掲載を固辞されたところであります。
   町広報として、スポーツ、文化、芸術などの分野で活躍され、優れた成績を残された方々や、地域の活動を通して元気なまちづくりに貢献にされている方やイベントなどを紹介しているところであり、掲載する記事等については、新聞報道やSNSなどからの情報収集によるもの、本人様からの依頼や関係する方からのご紹介などによるものがございます。
   ご指摘のありました芸術関係の評価につきましては、ご意見のとおり人が審査・評価するものですから、客観的で偏りのない記事となるよう広報委員会でもガイドラインの様なものを検討してまいります。

(企画財政課)

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