特定外来生物-オオキンケイギクについて-

更新日:2023年03月31日

「オオキンケイギク」は特定外来生物です。

「オオキンケイギク」とは

オオキンケイギクの花が道端に咲いている様子の写真

オオキンケイギクは北米原産のキク科の多年草で、5月から7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。
強靭でよく生育することから観賞用、緑化用として日本に導入されました。しかし、あまりにも強く一度定着すると在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、平成18年に外来生物法に基づく特定外来種に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則として禁止されました。

特徴

オオキンケイギクには下記のような特徴があります。

  • 開花期は5月~7月頃
  • 高さは30~70センチメートル程度
  • 葉は細長いヘラ状の形で、茎の下のほうについている
  • 葉の両面には荒い毛が生えており、葉の周囲はなめらか(ノコギリの様にはなっていない)
  • 黄橙色の花が咲き、直径は5~7センチメートル、花びらの先端に不規則に4~5つのギザギザがある
道端で咲いている特定外来生物のオオキンケイギクの寄りの写真

似ている花との見分け方

似ている花に「キバナコスモス」がありますが、キバナコスモスには以下の特徴があり、オオキンケイギクと見分けることができます。

  • 開花期が初秋
  • 花びらの先端の形が違う(ギザギザが少ない)
  • 葉の形がギザギザになっている
  • 花の色がオオキンケイギクより濃い(オレンジに近い)

特定外来生物について

外来生物法では、特定外来生物に指定された生物について、飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外に放つことなどを原則禁止しています。これらの項目に違反した場合、法律で罰せられますのでご注意ください。
(注意)最高で個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科せられます。

駆除方法と注意点

  1. 種子を落とす前に根から引き抜くのが望ましい。(刈り取りも一定の効果があります。)
  2. 指定のもやせるごみの袋に入れる。その場からなるべく移動させず2、3日天日にさらして枯死させる。(生きたままの運搬が禁止されています。)
  3. もやせるごみとして出す。

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