浦山孝典さん 千尋さん(Uターンして起業)

更新日:2023年03月31日

山形県河北町出身。鍼灸マッサージ師の国家資格を持つプロのご夫婦が、東北ではまだまだ認知されていない鍼灸を、生まれ育った地元で開業して広めたいとUターン。

木の壁を背景に男女2名がTシャツを着て笑っている写真

移住する前までの概要

高校時代に野球で怪我を治療してもらっていたことがきっかけで、仙台の専門学校に進学し、柔道整復師の資格を取得しました。
その後、東洋医学にも興味を持ち、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の免許を取得して、仙台の接骨院にて勤務をしていました。
約10年の仙台での生活をし、昨年の秋に河北町に戻ってきました。

鍼灸とは?

はりきゅうというと痛い、熱いといったイメージがあるかと思います。
しかし実際は大人から子供まで受けられる低刺激の優しい療法です。
自己治癒力を高めることで身体を健やかにするもので、お薬のような副作用がないので妊婦さんや赤ちゃんでも受けられます。

また鍼灸には『未病』という、病気になる前に治しましょうという考えがあります。
肩こりや腰痛などの痛みのときに使われるイメージが強いかと思いますが、なんだか疲れたな、なんだか寝付けないななどといった悩みにも応えることができます。

実は幅広く適応があり、体調管理にも使えて、意外と敷居が低いんです。

ベットにうつぶせで寝ている人の背中に鍼はりを刺している写真

鍼はり

腕に米粒大のお灸を焚いている様子の写真

灸きゅう

移住のきっかけ

仙台で務めるうちに自分の院を持ちたいという思いが強くなりました。 都会ではさかんな鍼灸ですが、東北ではまだまだ認知されていません。 生まれ育った町で鍼灸を広めていきたいと考え始めた頃に、ちょうど家族から 「まちなか定住支援宅地分譲」の話を聞き、移住を決めました。詳しくは、下記リンクをご覧ください。

自宅兼の鍼灸院の建物を正面から撮影した写真

自宅兼仕事場

施術室の中にベットが2つ、カーテンで仕切れるようになっている所の写真

河北町の魅力は?

決して便利とは言えませんが、生活に不自由はありません。
個人商店がたくさんあり、お店の方は皆さんとても親切です。
ネットでの買い物が多い中で、商品について丁寧に説明してもらったり、作っている方の顔を見て、買い物ができるのは安心ですね。

町の広さからすると飲食店は多い方だと思います。
冷たい肉そばは、河北町の魅力を語る上でははずせないです。
公園やプール、温泉などの施設も充実していおり、またひな祭りだけでなく、祭事が多いのも魅力の一つかなと思います。

移住する上で大変だったこと

私は河北出身だったのですが、妻は静岡出身なので生活面においては大変なこともありました。 雪かきはほとんどやったことがありませんでしたが、近所の方がなんと実技付きで指導して下さり、今年1年でかなり上達しました。
訛りがまだわからなくて言葉で苦労することもあるようですが、静岡出身ということ話すと、この言葉はこう使うんだよと教えて下さるので、楽しく勉強させていただいてるようです。
また開業するにあたっては本当に何もない所からのスタートでした。
河北町商工会の方にサポートをしていただき1から経理を教えて頂きました。
開業してからは、地元でお店を経営されている方や移住してお店をされている方から沢山アドバイスをいただき、たくさん勉強させていただきました。

これからやってみたいこと

お灸教室などを開催し、セルフケアや健康法をどんどん発信していきたいです。
地域の皆さんの元気が、町の活気につながると思いますので、私たちにしかできないところで、町の皆さんの健康をバックアップしていかなければなと思っています。
また、はりきゅうをもっと身近に感じてもらえるように地域のお店とコラボしてなにかイベントができれば面白いなと考えています。

これから移住を希望する方へ

河北町は小さな町ですが、とても温かく人情味あふれる街です。 私たちが困っているといつも誰かが手を差し伸べてくれました。 たとえ他所から来た人でも河北町の方は温かく受け入れてくださいます。 まずは一度遊びに来て、ぜひ町の良さ、人の温かさに触れてもらいたいなと思います。

浦山孝典さん 千尋さん概要

  • 氏名 浦山孝典さん 千尋さん
  • 年齢 28歳 27歳
  • 移住年 2016年9月
  • 移住した際の家族構成 2人(本人、妻)
  • 前居住地 仙台市(出身地:河北町、静岡県)
  • 移住前の職業 整骨院勤務
  • 現在の職業 うらやまはりきゅう整骨院(所在地 河北町谷地所岡1丁目8‐17 はりきゅう、接骨、マッサージ、矯正)

2017年4月現在

この記事に関するお問い合わせ先

くらし応援課 若者・女性・町民総活躍推進室 移住・定住・交流推進係
電話番号:0237-73-2111(代表) 内線:233~235
ファックス番号:0237-72-7333
お問い合わせフォーム