令和7年度まちづくりを語る会

更新日:2025年08月19日

令和7年度は、サハトべに花を会場に町の今年度の主要施策について説明した後、弘前大学大学院地域社会研究科客員研究員の大野悠貴先生から「地域公共交通の大切さと、それを地域で考える必要性について~河北町の公共交通の現状とこれから~」をテーマに町で抱える公共交通の問題点や課題をお話いただきました。 その後、参加された町民の皆様と意見交換を行い、これからの町の公共交通のあり方に関して、様々なご意見やご要望などをいただきました。

R7まちづくりを語る会3
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令和7年度は、以下の日程で実施しました。

開催日時

会 場

7月11日 金曜日

午後7時から

サハトべに花

交流室

7月12日 土曜日

午後2時から

 

各回で出された問題点や課題をまとめました。「広報かほく」9月1日号でもお知らせします。

【問題点】

1 町営バス利用状況の偏り

   ・ 時間帯によって、西部線の利用状況が低い便がある。

   ・ 東根線の高校生利用が多く、夕方の便は混雑している。

2 タクシーの配車問題 

   ・ 配車の制約により、一般利用が制限される時間帯がある。

3 公共交通と生活支援の不十分さ 

   ・ 一人暮らしの高齢者の生活支援が年々難しくなっている。

   ・ 高齢者の免許返納後の移動手段の不足。

4 交通手段の接続性と時間帯の制約 

   ・ 山形市への電車やバスの接続が悪い。

   ・ 公共交通の時間帯が利用者のニーズに応えていない。

5 町内公共交通利用の課題 

   ・タクシーや町営バスの利用範囲、運行時間に困っている声がある。

   ・ 実態を踏まえた柔軟な運行対応が求められる。

6 地域コミュニティの衰退 

   ・ 婦人会・老人会など地域の社会活動が減少。

7 町外からのアクセスと観光者対応の課題 

   ・ 東根駅から河北町までの利用者のニーズに合った交通手段がない。

   ・ 観光者向けの交通・案内体制が不足。

8 町住民の日常移動の問題 

   ・スーパーへのアクセスが困難になる可能性。

   ・ 土日のイベントシャトルバスが町内各地から利用できていない。

9 地域住民による交通支援案の実現可能性 

   ・ ライドシェアの実施可能性が不透明。

   ・ 地域住民の切迫感や当事者意識が不足。

【課題】

1 公共交通利用の改善 

   ・ 利用状況に基づいた便の増減や時間帯の調整。

   ・ 高齢者向けの公共交通利用促進キャンペーンの検討。

2 地域住民と協働した移動支援 

   ・ アクティブシニアと協働した住民主体の交通支援事業。

   ・ ライドシェアやデマンド型交通の導入検討。

3 観光客・住民双方への対応策 

   ・ 東根駅から河北町への交通手段の提供。

   ・ 観光時のバスや移動手段の整備。

4 免許返納者向けの支援 

   ・ 返納後の生活支援(タクシー割引券など)の拡充。

5 まちづくりを語る会開催方法の見直し 

   ・ 参加者の意見を引き出すためのグループディスカッション導入。

   ・ 多領域の住民を対象にした定期的な会合開催。

6 地域コミュニティの再活性化 

   ・ 地域行事や住民組織の活性化を促す施策。

7 住民ニーズに合った買い物支援 

   ・ タクシーやバスの柔軟な運行ルートの検討。

   ・ 停留所・買い物施設間の効率的なアクセス計画。

 

当日の配布資料や詳細については以下のとおりです。

この記事に関するお問い合わせ先

くらし応援課 若者・女性・町民総活躍推進室 移住・定住・交流推進係
電話番号:0237-73-2111(代表) 内線:233~235
ファックス番号:0237-72-7333
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