令和7年度まちづくりを語る会
令和7年度は、サハトべに花を会場に町の今年度の主要施策について説明した後、弘前大学大学院地域社会研究科客員研究員の大野悠貴先生から「地域公共交通の大切さと、それを地域で考える必要性について~河北町の公共交通の現状とこれから~」をテーマに町で抱える公共交通の問題点や課題をお話いただきました。 その後、参加された町民の皆様と意見交換を行い、これからの町の公共交通のあり方に関して、様々なご意見やご要望などをいただきました。
令和7年度は、以下の日程で実施しました。
開催日時 |
会 場 |
|
7月11日 金曜日 |
午後7時から |
サハトべに花 交流室 |
7月12日 土曜日 |
午後2時から |
各回で出された問題点や課題をまとめました。「広報かほく」9月1日号でもお知らせします。
【問題点】
1 町営バス利用状況の偏り
・ 時間帯によって、西部線の利用状況が低い便がある。
・ 東根線の高校生利用が多く、夕方の便は混雑している。
2 タクシーの配車問題
・ 配車の制約により、一般利用が制限される時間帯がある。
3 公共交通と生活支援の不十分さ
・ 一人暮らしの高齢者の生活支援が年々難しくなっている。
・ 高齢者の免許返納後の移動手段の不足。
4 交通手段の接続性と時間帯の制約
・ 山形市への電車やバスの接続が悪い。
・ 公共交通の時間帯が利用者のニーズに応えていない。
5 町内公共交通利用の課題
・タクシーや町営バスの利用範囲、運行時間に困っている声がある。
・ 実態を踏まえた柔軟な運行対応が求められる。
6 地域コミュニティの衰退
・ 婦人会・老人会など地域の社会活動が減少。
7 町外からのアクセスと観光者対応の課題
・ 東根駅から河北町までの利用者のニーズに合った交通手段がない。
・ 観光者向けの交通・案内体制が不足。
8 町住民の日常移動の問題
・スーパーへのアクセスが困難になる可能性。
・ 土日のイベントシャトルバスが町内各地から利用できていない。
9 地域住民による交通支援案の実現可能性
・ ライドシェアの実施可能性が不透明。
・ 地域住民の切迫感や当事者意識が不足。
【課題】
1 公共交通利用の改善
・ 利用状況に基づいた便の増減や時間帯の調整。
・ 高齢者向けの公共交通利用促進キャンペーンの検討。
2 地域住民と協働した移動支援
・ アクティブシニアと協働した住民主体の交通支援事業。
・ ライドシェアやデマンド型交通の導入検討。
3 観光客・住民双方への対応策
・ 東根駅から河北町への交通手段の提供。
・ 観光時のバスや移動手段の整備。
4 免許返納者向けの支援
・ 返納後の生活支援(タクシー割引券など)の拡充。
5 まちづくりを語る会開催方法の見直し
・ 参加者の意見を引き出すためのグループディスカッション導入。
・ 多領域の住民を対象にした定期的な会合開催。
6 地域コミュニティの再活性化
・ 地域行事や住民組織の活性化を促す施策。
7 住民ニーズに合った買い物支援
・ タクシーやバスの柔軟な運行ルートの検討。
・ 停留所・買い物施設間の効率的なアクセス計画。
当日の配布資料や詳細については以下のとおりです。
この記事に関するお問い合わせ先
くらし応援課 若者・女性・町民総活躍推進室 移住・定住・交流推進係
電話番号:0237-73-2111(代表) 内線:233~235
ファックス番号:0237-72-7333
お問い合わせフォーム
更新日:2025年08月19日