誰にでもできる紅花染め
- 花びらを摘む。（花の色が黄色から山吹色に変わり、朱色がさした頃）
- 水洗いする。
- 軽く絞ってビニールの袋に入れて密封する。
- 一昼夜のちに取り出し、すり鉢でつぶす。
- すりつぶした花を固く絞って銭状にし、一週間から十日間、風通しの良い日陰で乾燥させる。これを紅餅という。
- 紅餅（染める布の量と同量の紅餅が必要）を木綿の袋に入れて一昼夜水出しする。
- 一昼夜過ぎると水が黄色になる。漬けこんだ袋をしぼって取り出す。この最初の黄色の液が染料となる。
- 再度水を取り替えて、5時間くらい漬けこみ、もみだして絞り出す。これを1日3回繰り返す。
- 8番の工程を黄色の液が出なくなるまで一週間位繰り返す。
- 薬局で市販している炭酸カリの8％溶液にを作り、先ほどの袋を漬けこむ。
- 10分毎にもみだし、30分後に絞る。
- また新しい炭酸カリ8％溶液に11番の工程を繰り返す。
- 12番の工程をもう一度繰り返し、都合3回分の液を作る。
- 3回作った液を一緒にする。これが、紅染めをする紅汁の染料である。
- 染める布を水に漬けて軽く絞る。
- その布を先ほど作った染料に浸して染めはじめる。
- 5分後に、薬局で市販しているクエン酸の10％溶液を湯飲み茶碗1杯分作り、染めている布を取り除いてから少量（盃2杯）ずつ入れて布を浸す。
- 17番の工程を湯飲み茶碗一杯分のクエン酸溶液がなくなるまで繰り返す。
（少量ずつ入れるのは、ムラ染めを防ぐため） - 漬けっぱなしにしないで、時々動かしながら染めるのがコツ。
- 赤色の液が黄色に変わってきたら、布を取り出す。
- 新たにクエン酸10％溶液を布が浸るくらいの量だけ作り、10分間漬け込んで色止めする。
- 布を取り出して水洗いをし、陰干しする。
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更新日：2023年03月31日