農作物災害対策
雪害防止対策について
油断大敵!雪害防止対策を万全に!
雪害防止対策
果樹
- 雪が枝に着雪しているので、冠雪による枝倒れを防止するため、できるだけ早く枝に積もった雪を下ろしましょう。
- すでに枝が埋もれている場合は、掘りあげるか雪に切れ目を入れ、沈降による枝倒れを防止しましょう。
- ぶどうなど棚栽培では、棚上の雪を降ろすとともに、枝の分岐部に着雪した雪も払っておく。また、積雪が120センチメートルを超える場合は、側柱や節交いに被害が出るため、周囲を降雪しましょう。
- おうとうの雨よけハウスでは、雨樋の上に積もった雪やジョイント部の着雪を払い落としましょう。
- 主枝や亜主枝などに軽微な亀裂が見られる場合は、支柱を立てて補強しておきましょう。
- 今後とも積雪が多くなる場合は、野ネズミによる被害の発生も増えてくるので、幹周りを踏み固めるなどの対策を行いましょう。
野菜・花卉(ハウス施設)
- 屋根等の片側だけに偏って積雪があると、主骨組に予想外の大きな力が加わって、ハウス倒壊の危険があるので、速やかに除雪しましょう。
- ハウスサイドの積雪は屋根面の滑雪を妨げるので、なるべく速やかに除雪しましょう。
- 大雪の後は、ハウス各部の損傷、ゆるみ、フィルムのたるみの有無等を総点検し、必要に応じて速やかに補修しておきましょう。
予防対策
- 屋根面、すじかいの留め具の点検を行い、補強用の支柱、すじかいなどをあらかじめ利用しやすい場所に整備しておきましょう。
- 屋根フィルムの表面に、雪の滑雪を妨げるような突起物などがないか、点検しておきましょう。
- 降雪中、無加温ハウスにおいては、内部被覆(2層カーテンなど)を開放し、地熱の放射で室温を上昇させ、屋根の雪の滑雪を図りましょう。
- 加温ハウスでは、可能な範囲で室温を高めたり、内部被覆を開放して屋根面をあたためるなどして、屋根の雪の滑雪を図りましょう。
更新日:2023年03月31日