紅花資料館
NEW‼ 紅花資料館「紅漆喰塀」がよみがえりました(2023.10.18)
紅花資料館は、近郷きっての豪商だった堀米四郎兵衛の屋敷跡で、屋敷には武器や生活用品および古文書など5,000点が残されていました。昭和57年にこれらの寄贈を受け「紅花資料館」として昭和59年5月に開館しました。
堀米家は、元禄の頃から農地の集積を行い、文政年間から明治期まで名主や戸長を勤めた家柄です。その間、米、紅花などの集荷出荷などによって財をなしてきました。
特に紅花は、文化年間(1804~1818)から精力的に取扱い、河北町内でも指折りの豪商に成長しました。蓄積された財貨は、農地の開拓や金融に向けられ、大名貸しも行っていたと考えられます。伊達藩白石城主や庄内藩酒井公の拝領品が保存されていることからも推察できます。
- 平成24年度 齋藤茂吉文化賞受賞
- 平成30年度 日本遺産「山寺が支えた紅花文化」構成文化財認定
- 令和4年7月 世界的ヴァイオリニスト堀米ゆず子さん 名誉館長就任
開館時間
3月~10月 午前9時~午後5時
11月~2月 午前9時~午後4時
休館日
毎月第2木曜日(祝日の場合は翌日)
12月29日~翌年1月3日
入館料
一般 | 高校生 | 児童生徒 | |
個人 | 400円 | 150円 | 70円 |
団体(20人以上) | 350円 | 120円 | 50円 |
- 「身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳」提示の場合、一般300円、高校生100円、児童生徒50円
所在地・お問合せ
〒999-3511
山形県西村山郡河北町谷地戊1143
電話 0237-73-3500
企画展情報はこちらから
館内案内
長屋門
江戸末期に建てられた、格子片番所付長屋門。塀の上壁は、京より求めた紅殻を加え加工したもので、当時は、名主と武士待遇を受けている者だけが、長屋門をもちいることができました。
武者蔵
武者蔵は嘉永6年(1853)に建てられたもので、文久3年(1863)から慶応4年(1868)にかけては、幕府の命によって組織された農兵隊の武器蔵として活用され、7挺の大砲を 初めとする武器や数々の具足が収蔵されていました。
紅の館
林家舞楽(国指定重要無形民俗文化財)の等身大ジオラマ、紅花全盛に活躍した小鵜飼舟や北前船の模型、紅餅製作のジオラマ等を常設展示しております。また、企画展示室では季節に合わせ、雛人形や絢爛豪華な紅染衣装の展覧会を行っております。
等身大雛人形「平成の親王雛」
埼玉県岩槻人形組合作の等身大雛人形は紅の館で展示しております。男雛は約115センチメートル、女雛は約105センチメートルあります。
紅染め工房くれない
紅染めの先生と一緒に、どなたでも簡単にハンカチの紅染め体験を行うことができます。1週間前まで要予約。(5~50名様)
体験料金(入館料込)
- 縦横45センチメートルサイズ 2,000円
- 縦横30センチメートルサイズ 1,600円
御朱印蔵
御朱印蔵とは朱印状の収蔵庫で、近郷吉川村の新山神社から譲り受けた御朱印状を収めるために、6代目堀米四郎兵衛則勝が願主となって、文久3年(1863)に建立したものです。唐破風向拝付入母屋造の土蔵で、棟梁は松田仁作、設計および正面の彫刻は細谷藤吉、木鼻の獅子は高山文五郎の作、ともに郷土の生んだ名匠です。
座敷蔵
江戸中期頃の掘建式の蔵で、6棟あった土蔵の一番蔵と呼ばれていました。
町内で最も古い蔵の一つであり、後世に座敷蔵に改造し、客室として利用されていました。
床の間の蹴込みには屋久杉に鶴と亀の彫刻がほどこされ、柱は面皮柱を用い、襖絵は伊達藩の絵師、縉斎(安政元年・1854)の作。
物産館
紅染スカーフや小物など紅花関連する商品、町内の特産品を販売していおります。紅花資料館にいらした際はぜひお立寄り下さい。
八景庵
季節に応じた郷土料理をお楽しみいただけます。
現在、食事等の提供は休止しております。
河北町紅花資料館パンフレット (PDFファイル: 1.7MB)
この記事に関するお問い合わせ先
商工観光課 かほく発信・ブランド推進室 観光振興係
電話番号:0237-73-2111(代表) 内線:331, 332, 335
ファックス番号:0237-72-7333
お問い合わせフォーム
更新日:2023年10月31日